スマホ特有の機能と性能の仕組み
“今では、ミドルレンジモデルのスマートフォンに必ずといってもいいほど付いている機能があります。たとえば、ミドルレンジモデルのスマートフォンでは「おサイフケータイ機能、防水防塵機能、耐衝撃性テスト」の3種が有名なのですが、これらの機能はどういうものなのか・・・、こちらについて詳しくない人は多いので今回はスマートフォンの機能について言及していきます。
まず、「おサイフケータイ機能」から案内していきますが、いまどきのミドルレンジモデルのスマートフォンは100％といってもよいほどおサイフケータイ機能ありのモデルばかりです。
おサイフケータイ機能ありの場合、「キャッシュレス決済を利用できるためコンビニや電車を利用する回数が多い人」であればありがたい機能です。コンビニなどではおサイフケータイ機能に対応しているので、財布いらずでショッピングすることが可能になります。
エントリーモデルのスマートフォンにもおサイフケータイ機能は付いている・・・といわれるのですが、こちらは格安SIMフリースマホと呼ばれるモデル並みに安いもの（本体価格が10,000円以下）の場合は、おサイフケータイ機能が付いていないケースも少なくありません。主におサイフケータイ機能が付いているモデルは、ミドルレンジモデルのスマートフォン、ハイエンドモデルのスマートフォンだと思ったほうがよいでしょう。
おサイフケータイ機能はキャッシュレス決済といわれることも多いのですが、「非接触型決済（非接触IC決済）」は、スマートフォンのNFC、FeliCa、Bluetoothなど無線通信技術を使って決済できるのが特徴です。「QRコード決済」では、QRコードを表示させる、読み取ったりすることで決済する仕組みになっているのですが、対応しているアプリをインストールしておかないといけません。
今では、新型コロナウィルスの影響もあり非接触によるキャッシュレス決済は世界的に推奨されているため、おサイフケータイ機能付きのスマートフォンが人気になりました。
次に、「防水・防塵・耐衝撃性能」について案内していきますが、防水防塵機能の性能については確認を簡単に行うことができます。
というのも、IPX4のように防水防塵機能の有無をIPX部分でチェックできる、IPX1のような「0より上の数値が付いていると、防水防塵機能のテストがされている」ことを意味しているからです。
防水のみが気になる場合は、「IP5✕、粉塵からの保護、機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない」のようにIP4より上のモデルを選ぶようにしましょう。
もし防水防塵が気になる場合は、「IP✕4、いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」のようにIPX4以上のものを選択されるとよいです。
ミドルレンジモデルのスマートフォンでよくみられる耐衝撃性については、「MIL規格」を参考にしてください。MIL規格は、米国群が物資を調達する際に定めている評価ガイドラインとされているもので、基本的に耐衝撃性のほとんどは海外の厳しいテストに合格したかどうかを意味するケースが多いです。
ミドルレンジモデルのスマートフォンなどスマートフォンの本体は、「耐久性が上がってきている」わけではないので、そのため、耐久性が気になる人はミドルレンジモデルのスマートフォンであっても、MIL規格などを参考にしたほうがよいということになります。
ちなみに、MIL規格は「MIL-STD-810G」のようにスペック表にのっているため、実施した環境テストによって規格名が変わる特徴があります。どのようなテストが行われたのか規格名からチェックできるので、耐衝撃性がかなり気になる人は規格名から調べてみるのもよいでしょう。”
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